監視カメラ裁判 第2回公判

釜合労委員長 稲垣氏の冒頭陳述(午前中)

 監視カメラに対する威力業務妨害被告事件の第2回公判が2021年9月10日(金)に開かれ、午前中に、釜合労委員長の稲垣氏の冒頭陳述の後に稲垣氏の弁護士後藤貞人氏の冒頭陳述が行われました。 稲垣氏は監視カメラの違法性を過去に勝ち取った最高裁判決を出して今回の監視カメラ裁判について説明されました。弁護士は高度成長期に日本全国で活躍した釜ヶ崎労働者が過酷な労働を強いられているのを稲垣氏が行政に対し座り込みなど非抵抗の抗議をして何度も逮捕されている事を説明され、労働者を支援するためのテントに監視カメラを向けられる事が労働者に対しどれ程の弾圧になっているのか、この弾圧に対してカメラを壊したり傷つけたりした訳でもなく、方向を変えたわけではなく、カメラに袋等を被せるという座り込みと同様の無抵抗の抗議をしたに過ぎないと陳述されました。

(正確な内容ではありません。細かい点で違っている箇所が有る事をご了承ください。)

被告人からの救釈明

  第1回目の公判で被告人の一人から出されていた起訴状に対する救釈明の返答がなされていない事に対して再度返答の要求がなされましたが、検察が「必要なし」と答え裁判長が救釈明の明確な返答が無いまま裁判を続行しようとしたため、裁判が紛糾する事態になりました。 そこで証拠()の所で明らかにするという事で何とか治まりました。

救釈明の概要(※正確性に欠けている可能性が有ります。)

  • 支援者とはどの様な意味か、支援者であるとの根拠は
  • 釜ヶ崎地域合同労働組合はいかなる組織か等
  • 活動等とあるが等とは何か
  • 共謀とはいかなる形体、内容か

大阪府の担当者の証言

大阪府商工労働部労働環境課労働対策グループの参事の証言が行われました。

  • 夜間の警備が終わるのでボヤ(放火)対策の為にボヤのあった方向にカメラを向けた。
  • 火災になれば大阪医療センターに煙等の被害が及び、管理責任があるのでカメラの方向を変えた。
  • ボヤ(放火)のあった現場は見ていない。部下からボヤのあった場所を聞いた。
  • ボヤ(放火)が有ったのは9番シャッター前
  • 夜間の警備は4月1日に決めた。(ボヤは4月26日に発生)
  • 昼間の警備はゴールデンウィークの警備としてボヤの前に決めた。
  • カメラの設置には5月上旬から検討した。
  • ボヤ対策については大阪労働局と何度も協議した。
  • 大阪労働局と協議した場所はいろいろである。
  • 協議した議事録は付けていない。いちいち付けていない。
  • 5月上旬からカメラの設置を検討して、5月中旬にカメラの方向を変える事を決めた。
  • 袋を外すのが6月12日と遅くなったのは、警察から画像提出を求められ、SDカードが調達できなかったから。
  • 袋を先に外さなかったのは危険作業なので一度で済ませたかったから。
  • 東側のボヤ(放火)対策をしなかったのは、敷地内ではなく路上であったから。
  • 翌年2月のボヤ(放火)に対する対策は、鉄板の板で囲った。
  • 放火事件の犯人については知らない。
  • 警察から連絡が来ていないので分からない。
  • 自分の方から警察へ問い合わせはしていない。
  • その他、多数の証言があった。

(※これらは私が覚えている事で正確な内容ではない事をご了承下さい)

感想

大阪府はボヤ(放火)対策としてとしてカメラの方向を変えたと言っているが、どう考えてもボヤ(放火)対策ではなく、野宿者支援者らへの嫌がらせの為に野宿者支援者らの支援拠点のテントの方向にカメラを向けたのだと思える。今後の裁判の結果によって真実が明らかになって来るだろう。

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